2026年9月– date –
-
臨床コラム
メインテナンスに来なくなった患者の歯はどうなるか ― SPTが歯周外科の結果を決める
歯周外科がうまくいっても、5年後、10年後にその歯が残っているかどうかは別の問題です。長期の結果を決めるのは、術式よりもその後のメインテナンス(SPT)だと言われます。では、SPTに来なくなった患者さんの歯は実際どうなるのか。どれくらいの患者さん... -
臨床コラム
喫煙者と糖尿病患者に歯周外科をしてよいか ― 成績はどれだけ落ちるのか、HbA1cの線はどこか
喫煙者や糖尿病の患者さんに歯周外科を勧めてよいのか。「喫煙者は治らないからやらない」「糖尿病は感染が怖いからやらない」と一律に避けている先生もいれば、気にせず行っている先生もいます。文献を並べると、喫煙の影響は思われているより小さく、糖... -
臨床コラム
根分岐部病変は抜歯の理由にならない ― 分岐部のある大臼歯は何年もつのか、度数別に何をするか
根分岐部病変が見つかると、「この歯は長くない」と考えて早めに抜歯やインプラントを勧める先生は少なくありません。しかし文献を並べると、分岐部病変のある大臼歯は、きちんと治療してメインテナンスを続ければ、思われているよりずっと長くもちます。E... -
臨床コラム
歯周外科の術後管理 ― 何が起きて、何を出して、いつ抜糸するか
歯周外科を始めた先生から受ける質問は、切開や縫合の手技よりも、術後のことが意外に多い。抗菌薬は出すのか、いつ抜糸するのか、いつからブラシを当てさせるのか、電話がかかってきたらどうするのか。この記事では、術後に何が起きるかを文献で整理した... -
臨床コラム
SRPで残ったポケットをどうするか ― 再SRPを繰り返さず、再評価で外科を決める
SRPを終えて再評価をしたら、ポケットが残っていた。ここで「もう一度SRPをして様子を見る」を選ぶ先生は多いと思います。私は選びません。基本治療をきちんと行って、それでも残ったポケットは外科の適応と考えています。この記事では、その判断の根拠に... -
臨床コラム
歯周病の新分類を外来でどう使うか ― ステージで「誰が診るか」を決め、12段階で患者に伝える
2017年の新分類(ステージ/グレード)は、学会の認定医申請では必須になりましたが、日常の外来で「何の役に立つのか」が腑に落ちていない先生は多いと思います。保険病名には影響しないし、点数も変わらない。それでも私は初診の全員にステージとグレー... -
臨床コラム
骨欠損の形で再生療法の予後は決まるのか ― 文献の結論と、私が「形態で患者を選ばない」理由
再生療法の成績は骨欠損の形で決まる、と教科書には書いてあります。深く、狭く、壁の多い欠損ほど良く治る。これは文献的にも正しい。ただ、私は「一番効果があるパターンだけを選んでオペをする」というやり方はしていません。この記事では、形態と予後... -
臨床コラム
エムドゲインは何年もつのか ― 10年の文献が言えること、言えないこと、そして私の外来での説明
患者さんに「エムドゲインは何年もちますか」と聞かれたとき、私は「明言できません」と答えています。逃げているのではなく、それが文献の結論だからです。この記事では、エムドゲイン(EMD)を使った再生療法の長期成績について文献が言えることと言えな... -
臨床コラム
豚顎で歯周外科を練習する ― 準備するもの、最初の1時間、そして豚顎では身につかないこと
歯周外科を「本で読んだことはある」から「自分の外来でできる」に変える一番の近道は、患者さんではないもので手を動かすことです。私は豚顎を使っています。この記事では、豚顎実習を始めるために何を用意し、最初の1時間で何をやり、何が身について何が... -
臨床コラム
歯周外科の肉芽除去は「キュレット4本+バーは補助」で考える ― 届かない部位をどう処理するか
フラップを開けて骨欠損が見えたあと、肉芽をどこまで、何で取るか。教科書には「肉芽組織を徹底的に除去する」と書いてありますが、実際に手を動かすと、キュレットが届かない場所、時間がかかりすぎる場所が必ず出てきます。 この記事では、私が現在の臨...
1